当地区の畑地は、いずれの農家も自家消費野菜を栽培する程度で、僅かな面積しかありません。町中心部へのマイカー通勤が可能となった昭和54年頃までは、夏のスイカやウリ、冬期間の食材となる大豆や小豆など、どの農家でも色々な作物を栽培していました。その後はそうした果樹や野菜を作る農家はほとんどいなくなっています。季節、季節になると畑には自給自足時代をいきてきた腰を曲げた80歳過ぎのおじいちゃん、おばあちゃんの姿がよく見掛けられます。田舎暮らしの特徴的な風景です。近年は、退職後に畑づくりに目覚めた男性の姿がよく見かけられ、農作業風景の大きな変化となっています。