小玉川地区の伝統料理は、山の幸、川の幸そのものです。山菜ときのこの生食や乾しもの、塩蔵もの。川魚ではイワナやカジカ、下流にダムがなかった時代に遡上してきたマスなど。動物性タンパク質ではウサギや熊など獣肉を、油脂ものではクルミなどの木の実を1年を通して食してきました。こうしたものに加えて夏季の野菜が食材として加わりますが、越冬用に植物性タンパク源としての大豆や小豆、カブ等の漬物用の野菜を栽培してきたことば特徴的です。当地区では山の幸、川の幸の料理が今でも各家庭に受け継がれ、食卓を飾っています。なお、当地区女性の会「姫さゆり」が行った「小玉川の郷土料理として思い浮かぶもの」ベスト3の第1位は「マスの寿し」、第2位が「カラコ」、第3位が「ゼンマイ煮」という結果になりました。

 

マタギの里小玉川の伝統料理

 

・ゼンマイとカノコのクルミ合え

・マイタケの油炒め

・ワラビ、キクラゲ、ニンジンの生姜あえ

・ウドとクジラの脂身の煮物

・飯豊アザミとニシンの煮物

・ゼンマイ煮

・ワラビの一本漬け

・ワラビ乾しの油炒め

・赤コゴミの打ち豆煮

・トビタケご飯

・赤カブの糀漬け

・マス寿し